よりよい録音をしていただくために
よりよい録音をしていただくために
より正確な反訳文書を納品させていただくために、録音には下記のご注意をいただけると幸いです。
【録音のお願い】
1. VOR機能はお使いにならないようにお願いします。
VORは無音状態のときに録音を自動的に止めておく機能ですが、VORがかかりますと発言の最初の言葉が欠けてしまうことがあります。VOR機能は「オフ」でご使用ください。
2. 録音はできるだけ高音質モードをご使用ください。
音の劣化のため、倍速録音はお避けください。
また、ICレコーダーの場合は、HQ(ハイクオリティー)モードをご使用ください。
カメラの画素数と同じで、ファイルのボリュームは大きくなりますが、再生レベル(=解像度)に違いが出ます。レベルを一つ下げると、ボリュームは半減します。
【録音の工夫】
- 講演会などでは演台の上に録音機材を置いて生の声を録音することが有効です。
人間の耳は雑多な中から必要な音を聞き分ける能力にたけていますが、録音機材はあらゆる音を漏らさず集音する能力にたけています。
そのため、設置された複数のスピーカーから出る音を、壁などに反響した分も含めてすべて録音してしまうため、微妙に反響し合った録音となり、再生した際に不明瞭個所が出てしまうことがあります。
ICレコーダーを演台に直接置くことで、マイクを通した音ではなく、生の声を録音するとより明瞭な録音が可能です。また、スピーカーの前に置いて録音すると比較的反響音が避けられます。
ただし、録音ご担当者様と離れた場所に機材を置く場合は、万が一に備え、必ずバックアップ用にお手元での録音もお取りください。
- 人数の多い会議では複数の録音機材をお使いください。
拡声マイクを使わない会議では、一つのレコーダーで録音できる範囲は4〜5人程度とお考えください。複数の機材を置くことで、一つでは聞き取れない発言をカバーし合うことが可能です。
- 外付けマイクのご使用も効果的です。
内蔵マイクには限界がありますので、小型の集音マイクをお使いになるとより鮮明な録音ができます。バウンダリーマイクのご使用をお勧め致します。
- テーブルの上に機材を置く場合には浮かせた状態をおつくりください。
メモを取るペンの音、資料をめくる紙ずれの音などで大事なご発言がかき消されてしまうことがあります。ケースやハンカチの上などに置くだけで、雑音が軽減される場合があります。
- ライン録音の場合も、複数のマイクをご使用の場合はバックアップで会場音をお取りください。
大型機材でマイクよりライン録音したものが音声としては最高ですが、会場からの発言などでワイヤレスマイクをお使いの場合、ラインに接続されておらず、全く音声が取れない場合があります。会場のご担当者に確認の上、必要な場合はバックアップ用の録音をお取りください。
いずれの場合も複数の録音音声がございましたらお送りください。
確認しながら不明瞭個所の特定に使用させていただきますので、よろしくお願い致します。